【転職エージェントむかつく!】何故こうなる?【徹底解説】

転職

こんにちはワンハナです。
転職エージェントにむかつく経験をした人結構多いのではないでしょうか。
何故そうなるのか記事にしてみました。

・転職エージェントむかつくやめたほうがいい。
・転職相談を全然してもらえなかった。
・登録したのに求人紹介してもらえなかった。
・企業の紹介メールが山ほど来てうんざりした。
・希望と違う会社ばかり紹介された。
・無理やり入社させようとする。

こんな経験をして転職エージェントは役に立たないと思ってる方へ
何故こんなことが起こるのか、徹底解説をします。

転職5回 ブラック企業も経験し、いまは年収850万円
安定の生活を手に入れた2児の父。こんな私が転職者視線で
この記事を書きました。

この記事の内容

・転職エージェントにむかついたことある人へ
1 そもそも転職エージェントって何?【構造的闇を大暴露】
2 転職者はお客様ではない、では何?
3 転職エージェントの集客方法とは
・それでも転職エージェントを使う理由
・転職エージェントを使いこなすためにすべきこと3つ。
・信頼できる転職コンサルタントを見分ける。

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転職エージェントにむかついたことある人へ

1そもそも転職エージェントって何?

転職エージェントとは厚生労働省から許認可を取得して有料職業紹介事業をやっている事業者のことです。転職エージェントの本質を理解するためにはビジネスモデルを知る必要があります。まず私たち転職者が登録します。そうすると無料で、つまり1円も払うことなく転職者一人に担当者(転職コンサルタント)が付いて、あなたの転職に関する様々なことをサポートしてくれます。そして転職を成功へと導いてくれます。(いや、くれるはずです。)

無料で様々なことをやってくれるのに一体どうやって利益を出すのでしょうか? 
答えは簡単、求人企業からお金をもらって利益を出します。

転職エージェントは、企業からの依頼で、求められる人材にマッチした人を紹介します。その人が入社して初めてお金がもらえるというものです。ポイントとなるのは、入社して初めて紹介料としてお金をもらえるという点です。なので、いくら紹介しようと、何人内定を出そうと入社するまでは1円ももらえないということです。

ほとんどの場合が、この0か100かの成果報酬型のスキームになっているのです。

では、その報酬とはいくらぐらいかというと、大体転職者の内定時に決まった年収の30%~35%と言われています。つまり年収400万円の方なら120万円~140万円、600万円の方なら180万円~210万円、1000万円なら300万円~350万円となります。なかなか大きな金額が動くのですね。

ハッキリ言って儲かります。

ここで重要な事実とは、私たち転職者は転職エージェントにとって、お客様ではないということです。お客さまはあくまでお金を払ってくれる企業側なのです。ですから、どうしても企業ファーストになりがちなのです。

さらに、この事業は少ないコストで参入しやすいビジネスであり、しかも儲かるということで転職エージェントが乱立している状況です。数人あるいは2,3人でやっているような小規模のものも合わせると全国で2万社もあると言われています。この数は大体ファミリーマートと同じくらいの数というから驚きです。

儲かるけど熾烈な業界といえるでしょう。

ですから、転職コンサルタントは厳しいノルマが決められています。そのノルマを達成できなかった場合に、その転職コンサルタントの昇級、賞与などの評価に影響が出るのです。ですから私たち転職者を自分の担当する転職企業にどうしても入社させたいがために、

・無差別に入りやすい企業に推薦する。
・無理なスケジュールで1次面接を組む。
・他の転職エージェントに登録させない。
・内定が出たら超強引に入社させる。

といった強要じみたことがが行われることがあるのです。

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転職者はお客様ではない、では何?

先程も書きましたが、転職エージェントに登録する私たち転職者はお客様ではありません。
転職エージェントにとってのお客様はお金をくれる企業なのです。

お客様(求人企業)のニーズにこたえるために、たくさんの求職者を集めなければなりません。そしてその中から、これならマッチできると思う人材を求人企業に紹介して何とか入社までこぎつける、これが転職コンサルタントの業務となります。転職エージェントが登録者確保のために、あなたのためにと謳ってCMや広告を打っていますが これは、いわば求人企業のニーズにこたえるための商品確保のために登録者を集めているといえるのです。つまりこのビジネスの流れのなかで言えば、私たち転職者は商品という位置ずけになります。

転職エージェントは口が裂けてもこんなことは言いませんが、私たち転職者は求人企業に売るための商品という位置ずけといえるのです。

全然アドバイスをもらえない、放置されたような経験のある方もいると思います。私も登録して1度転職コンサルタントと面接をしてから全くナシのつぶてという経験がありました。転職コンサルタントは一人で何人もの人を担当しています。多い人で30人、40人という転職者を担当してますから、すべての人に細かく対応はできません、したがって自分の持っている求人企業に入りやすいキャリアの方を優先して対応していくのです。本当に嫌な言い方をすれば、転職コンサルタントの反応が鈍くあまり相手にしてもらえなかったなんて場合は、その転職コンサルタントにとってあまり商品価値を感じなかったって事なのでしょう。

そもそも転職コンサルタントの業務というのは転職者に求人企業を紹介するまでが仕事なのです。(有料職業紹介事業というぐらいですから)転職相談はあくまでサービスか、自分が企業とのマッチングを判断するためのものなのです。転職者のキャリアを見て紹介できる企業がないと判断した場合「今のところ紹介できる企業はありません」と言ってそこで終了です。それ以上利益にを生まない転職者の相談に乗っている時間など無いのです。

転職エージェントの集客方法とは

転職サイトに登録すると大量の転職エージェントだったりヘッドハンターという人達からスカウトメールをもらったことは
ないでしょうか。ホームページからの登録とか、知人の紹介というのもありますが、実は多くの転職エージェントはリクナビ next やdodaやマイナビなどの大手転職サイトとアライアンス提携をして、そこに対してスカウトメール送って集客しているのがほとんどです。ですから、ヘッドハンティングといっても転職者のキャリアを認めてマッチングする企業をピンポイントで紹介してくれているわけではなく、ただ無差別に送ってくるだけの場合が多いので、ただのDMくらいに思っていたほうがいいでのす。スカウトメールそのものは集客の方法論としていげないものではないと思いますが、とにかく登録させることを目的として、無差別に大量に送ってくるものが多い、ということは知っておいたほうがいいでしょう。

それでも転職エージェントを使う理由。

さんざん転職エージェントのネガティブな面を書いてきましたが、それでは転職エージェントは使う意味がないのかというと、それでもやはり転職エージェントは使うメリットはあります。さんざん言っといてなんだよ!と思うかもしれませんが、やはりあるんです。

・他では見つからない非公開求人を教えてもらえる。
・面倒な日程交渉、条件交渉をしてくれ。
・履歴書、職務経歴書の添削をしてくれる。
・自分に合った求人を紹介してくれる。
・面接対策をしっかり行なってくれる。

合わせて読みたい おすすめ転職エージェント まとめ。

おすすめ転職エージェント まとめ【成功の秘訣はエージェント選びから】
転職を成功させるカギはエージェント選びにあった! 転職成功のノウハウを分かりやすく解説します。転職エージェントの選び方はもちろん、その使いこなし方まで転職経験者の視点で解説します。

転職は相談する相手がなかなかいない孤独な戦いです。しかも時間のない中で行うため、良質な求人情報の収集、煩わしい面接の日程調整や条件交渉はやはりプロに任せたいものです。これらのメリットは絶対に捨てがたいのです。どこの転職エージェントにも本当にプロフェッショナルな転職コンサルタントも少なからず存在します。そんな転職コンサルタントに面接対策してもらえば、内定を勝ち取れる可能性もグンとアップするはずです。

ならば今まで書いてきたようなネガティブな面を知ったうえで、ドツボにはまらないために
・転職エージェントを使いこなすためにすべきこと。
・信頼できる転職コンサルタントを見つけ出す。

この2点を実践すれば転職コンサルタントのプロの対応を享受できるはずです。

転職エージェントを使いこなすためにすべきこと3つ

前章で私たちは転職者は商品だということを書きましたが普通のコンビニに並んでいる商品と違うところは、当然ながら
意思を持ち、自分で対策を立て自身の商品価値を高めることができることです。要は転職コンサルタントに「自分は一生懸命サポートするに値する案件だぞ!」と思わせればいいわけです。転職コンサルタントがそう思ったなら、私たち転職者の希望マッチする会社に入社するまで全力でサポートし続けてくれるはずです。以下3っつのすべきことを実践できたなら、転職コンサルタントはほぼ必ず全力でサポートしてくれるはずです。

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「転職の軸」を明確にする

今回の転職で何を実現したいのか。「なりたい自分になるために絶対譲れない条件」まずはこれを明確にしましょう。

休日や残業など働き方に関することなのか、商品開発をやりたいとかプロモーションに関わる仕事がしたいとか、業務に関することなのか、あるいは年俸に関わることなのか、本当に実現したいことは何なのか具体的に明確にしましょう。その実現したいことは、あまり欲張らずにできる限り絞り込んだ形で明確化しましょう。

今回の転職で「絶対ゆずれない条件」これが転職の軸になります。

次に実現できればそれに越したことはないが、諦めてもいいレベルの条件、最後に捨てても構わない条件。と「転職の軸」を実現するためにプライオリティーをつけてましょう。

なかなか難しいことかもしれませんが、これを在職中にしっかりと考えましょう。

1.なりたい自分になるために絶対譲れない条件。言い換えると、この転職で何を実現したいのか。
2.できれば実現したいが、1を実現するために諦めてもいい条件。
3.諦めてもいい条件

「転職の軸」を明確に伝えることで、今回の転職への本気度がしっかり伝わるので、そうそうブレタ提案はできないはずです。

「転職の軸」の作り方を詳しく知りたい方はこちら。

【これが無ければ始まらない】転職の軸の作り方。
「転職の軸」が全然思いつかない! 転職の軸?何それ?こんな方に向けて、転職の軸を作る思考方法を解説。 転職の軸を作るための思考法を例文付きで分かりやすく解説します。転職の軸を決めて、「なりたい自分」になるために頑張りましょう! GO!

よくある話ですが、この転職の軸を決めずにただ単に「今の会社が嫌なんですけ、どこかいい会社ないですか?」とか「僕に向いてる会社どこでしょうか?」みたいな転職者がいますが、こういうことは絶対にやめましょう、なぜならキャリアアドバイザーに完全に舐められます。こんな基本的な自分自身の事も自分で決められない人はサポートしてもどうせ内定できないなと思われてしまい、サポートのレベルは格段に落ちてしまいます。

ネガティブ思考を止めて前向きに今後のキャリア戦略を考える。

転職の理由や、今後のキャリア戦略について話すときに、今の状況をすべて会社のせいにしたり上司のせいにするような考え方は転職コンサルタントのモチベーションを一気に下げます。問題を他責にする人はどこの企業も嫌うのでサポートしても意味ないなと感じさせてしまいます。

たとえ今の会社に問題があったとしても、どんなに今に会社にむかついていても、そこはグッと我慢して、その環境で自分は何を学び、どんな実績を上げたのかについて伝え、またさらに今後どう成長したいのかなどポジティブな思考に切り替えましょう。そのほうが得なんですから。

ネガティブな理由をポジティブに変換する効果的な「転職理由」の作り方はこちら。

転職理由の効果的な作り方3ステップ【実例あり】
転職理由が思いつかない! ネガティブで言いずらい転職理由どうすればいい?こんな方は是非読んでください。 面接官に好印象に受け止められる効果的な転職理由を作るコツを分かりやすく3ステップで解説します。

転職コンサルタントに対しては真摯な態度で礼儀正しく接する。

先程頼書いているように転職者はお客様ではありません。卑屈になる必要はありませんが、人として礼儀正しく接しましょう。上から目線や横柄な態度は禁物です。そして「転職エージェントをうち以外に登録していますか?」と聞かれたらハッキリと「使っています」と答えてOKです。そして、まだどこかに決めたわけではありませんが、よく対応していただけるところと進めていきたい旨を伝え、「私は比較検討してますよ」ということを担当者にアピールしましょう。しっかりとした仕事をしてもらうための適度なプレッシャーを与えることも必要なのです。「言うべきことはしっかり言う。答えるべきは答える。」といった当たり前のことを心がけましょう。そうしないと人柄やコミュニケーション能力を問われることになります。

信頼できる転職コンサルタントを見つけ出す。

転職を成功させるためには、沢山の転職エージェントの中から自分の転職の軸に沿った形でチョイスすることが、重要なことは言うまでもありません、メチャメチャ大量の求人数を保有している大手エージェント、自分の希望する業界に関しては最強を謳う特化型エージェント、高年俸を得意とするハイキャリア転職エージェント、はたまた転職者に合わせて最適なエージェントを紹介するプラットホーム型エージェント。そのほかにも選ぶ基準としては幾つもあります。ただ、どこのエージェントにもダメな転職コンサルタントはいます。ビジネスといえども人間同士の関係なので、どうしても合う合わないがあります。どうもしっくりいかない、馬が合わないと感じることもあります。私もそういうことがありました一所懸命にやってくれはしてるんだけど、どうもしっくりいかないなあと感じたりしたので、変えてもらった経験があります。

私が信頼できる転職コンサルタントの見分け方のポイントは以下の5点と考えます。ぜひ、面談の際の参考にしてください。

1話をちゃんと聞いてくれているか。
2志向に合った求人を紹介してくれるか。
3面接対策が的確か。
4キャリアについてのアドバイスができるか。
5履歴書、職務経歴書の添削をしてくれるか。

もし、前章の「転職エージェントを使いこなすためにすべきこと3つ」を実践したにもかかわらず、上記5点のような、
まともな対応をしてくれない転職アドバイザーだったら、それはあなたの責任ではありません。そんなクソなコンサルタントはサッサとチェンジしてもらいましょう。それでもだめなら、そんな転職エージェントはやめてほかの転職エージェントに乗り換えましょう。

まとめ

・転職エージェントは企業からお金をもらっているビジネスモデルなので、企業ファーストになりやすい構造である。
・熾烈な競争で転職コンサルタントはノルマを課されているので、無理に入社させようとするなど転職者にとって色々な問題が起こりうるということ。
・転職エージェントにとって転職者はお客様ではなく商品である。
・それでも転職エージェントは使うべきである。
・転職エージェントを使いこなすために自分の商品価値を高めなければならない。

そのためには。

1「転職の軸」を明確にする
2 ネガティブ思考を止めて前向きに今後のキャリア戦略を考える。
3 転職コンサルタントに対しては真摯な態度で礼儀正しく接する。

・信頼できる転職コンサルタントを見つけ出す。

以上 転職エージェントを良く知り、しっかりと活用すれば頼もしい味方になってくれます。

頑張ってください。微力ながら応援しています。

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