こんにちはワンハナです。
「転職の軸」が全然思いつかない! 転職の軸?何それ?
こんな方に向けて、これが無ければ始まらない転職の軸についてお話します。
・転職の軸ってなんだ?
・転職の軸が作れない。
・転職の軸をどう作っていいか分からない。
こんな悩みに答えます。
この記事の内容
・【超基礎】そもそも転職の軸ってなあに?
・【例文】転職の軸を作るための思考方法
・転職の軸を実現するために諦めてもいい条件
・最後に一言
転職5回ブラック企業も経験し、今は年俸850万2児の父親。
こんな私が転職者の立場からこの記事を書きました。
【超基礎】そもそも転職の軸ってなあに?
「転職の軸」とは一言で言うと、「これだけは譲れない、本当に実現したい事」であり今回の転職における最優先事項のことです。
転職活動のすべてのシーンで「転職の軸」が向かうべき方向を示す大方針となり、これに沿って行われるべきものです。
転職活動のなかで迷った時や、決断しなければならない時も「転職の軸」が判断の基準となります。
このように転職活動全体のベースとなる考え方なので、ここが明確化されていないと、何を基準に業界や会社を探せばいいのか、その会社が自分にマッチしているのか、転職活動における自分の行動は果たして正しいのか、色々なのシーンで判断するのに迷ってしう、というような困ったことの連続となります。結果としてミスマッチが起こって、たとえ転職したとしても「こんなはずではなかった!」てなことになってしまいます。
このように転職には絶対欠かせないものですが、案外この転職に軸を決めずに、または曖昧なまま転職活動に突入してしまう人が少なくありません。
実は私も身に覚えがあります、「今の会社を辞めたい!逃げ出したい。」の一心で転職活動に突入してしまい。「この会社よさそうだ」みたいな感じで、ほとんどカンや自分の感覚で次の会社に入社してしまい、結局また辞めたくなる。今考えると、最悪の転職活動をしてしまった経験があります。
短期転職を繰り返す人がいますが、そんな人のほとんどが「転職の軸」をほとんど考えていない、というか、発想すらない人が多いのです。なので、これだけは保証します。転職は「転職の軸」を決めてから開始しないと、ろくなことになりません!
もう一度繰り返します、転職の軸とは「これだけは譲れない、本当に実現したい事」それはこれから先に「なりたい自分になる」ことにつながる、明るい未来にを手に入れるためのものです。
ということで次の章で実際に「転職の軸」を作る際の考え方、作り方を解説していきます。心して読んでくださいね。
「転職の軸」を作るための思考方法
これだけ「連職の軸」の重要性を強調して、心して読んでください。とまで言って何なんですが、深刻に考えることはございません。要は自分が幸せになるためにどうしたらいいかを考えることなので、リラックスして考えていきましょう。
自分にとってリアルに望む事は?
まずは「転職の軸」を作る第1歩として「自分がリアルに望むこと」を明確化します。
「自分がリアルに望むこと」を明確化する公式は、
①「掘り下げる」→②「改善の行動」→③「自分がリアルに望むこと」
転職をしようと思った時、何故そう思ったのかを考えてください。今の会社が嫌だと感じるなら、何故嫌だと感じるのか、その原因を掘り下げて考え、きちんと認識しましょう。意外となぜ自分が転職したいのか突き詰めて考えていない人が多いのも事実です。なんとなくとか、今の会社が苦痛だからとにかく早く辞めたい!とかの感情ではなく、冷静に自分の感情を分析して、しっかりと考えてみましょう。
辞めたいと考える原因を特定し、書き出してみて明確化しましょう。その原因は今の会社で改善できないのか? 転職によってその原因を改善できるのか? 自問自答してよくよく考えてみて、そして「自分がリアルに望むこと」を洗い出しましょう。
転職を考えている方は、「今すぐにでも今の環境から抜け出したい!」と思っている方も多いかもしてません。しかし、そこはひとまず冷静になって、次のプロセスを考えてみてください。
①「掘り下げる」→②「改善の行動」→③「自分がリアルに望むこと」
例1)「残業が多い」「休日出勤が多い」ことが原因で転職を考えた
①「掘り下げる」
感情を整理して冷静に考えてみたら「残業が多い」「休日出勤がおおっくて辛い」などの勤務体系が問題で、業務内容や自分の担当する職務にさほど不満がないということが再確認できた、なんてこともあるかもしれません、そうであれば勤務体系の問題が改善されれば今の会社にとどまることができるはずです。
②「改善の行動」
どうしたら残業や休日出勤を減らすことができるのか考え、効率的に仕事進めるためのスケジュールや業務フローを見直し自分自身で実践してはいかがでしょうか。または、他人の協力が必要なら、業務フローやスケジュールを見直したものを書面にして上司や同僚にミーティングを提案し、協力を求めてみてはいかがでしょうか、改善されるかどうか実際に行動し、結果が出るまでもう少し転職を伸ばしてみても遅くはないと思います。
実際に組織の中で習慣化された仕事の流れを変えるための行動はなかなか難しく、逆風もあり、しんどいものですが「辞めてもいい」くらいの覚悟があればトライできるのではないでしょうか。そこまで行動してみて一切改善がされないことが判明し「転職」を決意した場合に。
③「自分がリアルに望むこと」
自分がリアルに望むことは、「残業の少ない会社でゆったりと働きたい」ということになります。
休日出勤が多い場合も同考え方、改善を試みる行動も同じです。
例2)「給料が安い」
給料が安いことが原因ならば今の会社でどうしたら給料が上がるのか? 昇級できるのか?考え抜いてみましょう、例えば営業予算連続6か月クリア、00%以上をを達成したら給料が上がるかもと考えた場合、それを目標として行動し、クリアしてそれでも評価されなかったら転職に踏み切る。あるいは、あなたが評価されるべき実績をすでに出しているにもかかわらず、評価制度に問題があるとしたら即転職を考えてもいいのではないでしょうか。
この場合のリアルに望むことは「正当な評価制度のある会社」となります。
例3)「担当部署を変わりたい」
営業職を〇〇年経験しそれなりの実績を上げていて、お客様のニーズや自社の商品やサービスの課題点を商品企画部にフィードバックしているが、なかなか聞き入れてもらえず改良に結び付かなかった。また自分は性格的にもじっくり取り組める商品企画が向いていると考え、異動願いを提出したが実現しなかったので転職に踏み切った。営業職でお客様のニーズをくみ取るという経験を商品企画に活かせる仕事をしてみたいと考えた。
この場合のリアルに望むことは「営業職で培ったスキルを活かした商品企画の仕事がしたい」となります。
以上3点ほど例を挙げましたが、「自分にとってリアルな事」は1個とは限りません、人の数だけあるといっていいでしょう、とにかく自分にとってのリアルでっすから何個あってもいいのです。ですが、あまり多いとそれを満たす企業の選択肢が狭まってしまうので、できれば3個までに絞れれば今後の転職は楽になると考えられます。
転職の原因を①深く掘り下げ、場合によっては②改善の行動を起こし、自分にとって②リアルに望むことを洗い出す 作業をしてください。
すぐにでも転職したいんじゃい!と思うかもしれませんが、そこをひとまず冷静になってよく考えていきましょう。ということです。この「掘り下げる」→「改善の行動」→「自分がリアルに望むこと」というプロセスは今後の転職活動にメチャクチャ役に立つと同時にあなたの力となる事請け合いです。改善の行動が一番しんどいところですが、これをやっておくと転職の面接の際、転職理由を聞かれたときに本当にすごく役に立ちますので是非お勧めします。頑張ってください。
【自分の未来予想】「自分がリアルに望む事」その先にあるものは?
「自分がリアルに望む事」を洗い出すことができたら、仮にそれを手に入れたとしてその後どうなっていきたいか、どんな自分になっていきたいか、大げさに言えばどんな人生を送っていきたいか。自分の未来予想を深堀して考えていきましょう。また深堀?まだ考えるのかよ!と思うかもしれませんが、そうなんです、考えることが本当に大切なのです。
例1)「残業の少ない会社」に入社したとして、その後余裕のできた時間をどう使いますか?
そしてその結果どういう自分になりたいですか。ということを自問自答してください。
余裕ができた時間はもちろん自分の好きに使うわ! 彼女(彼氏)と過ごす時間に使う、趣味に使ったり、ゴロゴロしたり、旅行もいいかな。とか家族と過ごす時間を大切にして子育てにも積極的にコミットしたい。と考えるかも知れません。
深堀1 余裕のできた時間で自分時間や家族との時間を充実したい。
深堀2 「ライフワークバランスを重視できる会社」で自分時間と仕事時間をともに充実している自分でありたい。
例2)「正当な評価制度のある会社」に入社することができる。その後どうなりたいですか?自問自答しましょう。
深堀1 現在のスキルを活かすために同じ営業職に就き、会社からのミッションをクリアーするために、新規顧客開拓00件とか、顧客のニーズを分析するためのトレンドセミナーに参加するなど具体的な目標を定める。そして実績を正当に評価していただける会社で年俸000円を実現したい。
深堀2 さらにスキルアップをはかり、〇〇年後には責任ある部署で会社の売り上げを牽引していける人材になりたい。
例3)「営業職で培ったスキルを活かした商品企画の仕事がしたい」商品企画への配属、または営業部から商品企画への異動が可能な会社に入社できることが決定した。さあその時あなたはどうしたいですか。
深堀1 まずは営業職を希望し前職同様にお客様のニーズや自社の商品やサービスの課題点を商品企画部にフィードバックして自社商品作りに貢献したい。
深堀2 ある程度評価された時点で商品企画部に異動して自分で商品開発に関わっていきたい。将来的には商品開発部の開発リーダーとなって自分のチームで新ブランドを立ち上げてみたい。
いかがでしょうか3点の例で解説してきましたが大体イメージつかめまし得でしょうか。
ここで気を付けてほしいのが「自分はスキルがないから」とか「人がこういうから」とかの色々な縛りをひとまず無くして、自分は何でもできるつもりで考えてみてください。
転職の軸を実現するために諦めてもいい条件
ここで、もう一度「転職に軸」に関して確認しておきましょう。
「転職に軸」とは「これだけは譲れない、本当に実現したい事」であり今回の転職における最優先事項のことです。
この「転職に軸」を実現するためにもう一つやっておくべきことがあります。
「転職に軸」を実現するためには諦めてもいいと思える条件を列挙して確認しておく必要があります。
何故なら、すべてが満足できる会社なんてこの世に存在しないからです。ですから「転職に軸」に沿って入社に成功したから「ハッピー、すべてに満足!」とはならないのです。必ずトレードオフというものが存在するからです。トレードオフとは、はある物事を達成するために何かを犠牲にする関係という意味ですが、どんなに希望の企業に入社してもそれは必ず存在します。
世の中に絶対はないけど、、ほぼ絶対にこれは言えますえます。すべてが満足できる会社なんてこの世に存在しません。
「転職の軸」を一番に、その他の希望を列挙してプライオリティをつけましょう。
1「ライフワークバランスを重視する会社」で自分時間と仕事時間をともに充実したい。
2 通勤時間
3 希望職種
4 年俸アップ
5 会社の規模
転職に軸を実現するために
2.3はできるだけ実現したいが最悪諦めてもOK
4はできれば実現したいが諦めてもOK
5は全然諦めてもOK
こんな感じで決めておけば複数の会社にトライして少しでも希望条件を多く満たすところに決めるとか、選択する上での条件が明確になるので、企業や転職エージェントとの交渉も効率的に行えるし、迷った場合や決断する際の判断基準となるため、よりミスマッチを防ぐことができるので入社後も苦労せずに済むでしょう。
ここまで来れば「転職の軸」はばっちりです。なりたい自分に向って自信をもって突き進んでください。
最後に一言
私の経験から一言付け加えさせていただきます。人によっては蛇足かもしれませんのでそう思ったらスルーしていただいて構いません。
「転職の軸」はブレルことのなく一貫していることが理想です。ただ転職活動を進めるうちに本当にこれでいいのか? 間違ってないだろうか? という疑問が湧いてくることもあるでしょう。私は何回かそんな疑問が湧いてきて不安になったことがありました。そんな時は、何年かのちの未来にどうなっていれば自分らしく働いていけるのかを、もう一度想像してみてください。出来れば遠い将来を見通して、どういう人生が理想かを想像してそこから導き出せれば理想ですが、たいがいはそこまで人生設計ができている人は少ないと思います。なので自分のできる範囲でかまいません。そしてもし修正が必要ならもう一度真剣に「転職の軸」を見直してみてください。そして自分の中で何度も自問自答して、これなら大丈夫そうだと納得してから転職活動を始めてください。時間がかかってもそのほうが絶対いいです。この世に絶対はありませんが、ほぼ絶対そのほうがいいと私は思います。
頑張ってくださいね。応援しています。
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