こんにちはワンハナです。
・自己PRどう作っていいか分からない、
・どう伝えていいか分からない、
・自分には強みが無い。
こんな方に向けて、効果的な自己PRの作り方を解説いたします。
この記事の内容
・伝わる自己PR 作り方4ステップ
STEP1.志望企業が求める能力を特定する
STEP2. 自分の強みを思いつく限り書き出す
STEP3. 志望企業の求める能力に沿ったエピソードを交えて作る
STEP4. 自分の強みが志望企業でどう活かせるのか具体策
・効果的に伝える
転職5回ブラック企業も経験し、今は年俸850万円 2児の父、
こんな私が転職者の視点で記事を書きました。
伝わる自己PR 作り方4ステップ
STEP1.志望企業が求める能力を特定する
最初に志望企業が私たち転職者の自己PRで何が知りたいのかをはっきりさせましょう。
企業が知りたいことは極論すればただ1つ。
それは「今回の募集で求める能力を持っているかどうか」です。
中途採用はほとんどの場合、空いてしまった部署でなるべく即戦力として活躍できる人材を採用することが目的です。したがって私たち転職者はその企業に入って、自分のスキルや経験を基に活躍できることを証明しなければなりません。ただ「求められる能力」と言っても募集している部署によって求められる能力は色々です。また企業文化が違えば同じ職種でも求められる能力は様々です。
例えば募集職種が営業部だったとしてもA社はバリバリの行動派を求めていても、B社はチームプレイを重視するバランスの取れた人材を求めているかもしれません。この場合同じ営業職でも、A社の求める能力は「行動力」でB社の求める能力は「バランス力」となります。
自分に自信のあるハイスペックな人ほど、よくある勘違いで自分の優秀さをこれでもかというほど一方的にアピールする人がいますが、志望企業の求める能力を微妙にずれる場合があります。しかも一歩的にアピールはたいていの場合あまり良い印象にはなりません。コミュニケーション能力に問題アリとみられる場合があるからです。
なのでまず私たち転職者がしなければならないとは、志望企業の研究です。
求人情報を熟読し求める人材をよく確認するだけでは足りません、さらに深く調べましょう。募集職種は実際どんな業務をしているのか、BtoBなのかBtoCなのか、その部署は何人で構成されているのか、平均年齢は?、どんなサービスや商品があるのか、どんな人が活躍しているのか、今まで力を入れてきた事業は?、これから注力しようとしている事業は?経営者は何を発信しているのか等々、webサイト、就職四季報、転職エージェントの担当者、色々なところから情報を集めて自分なりに「今回の募集で求める能力」を仮説を立て、考えつくものをすべて書き出してみてください。
これだけ本気で調べればけっこうな数出てくるはずです。多ければ多いほど後の作業が楽になるのでしっかり調べておきましょう。
STEP2.自分の強みを思いつく限り書き出す
まずは自分の強みを思いつくままに書き出してみてください。これもなるべく多いほうがいいです。後で取捨選択しますので。ハッキリ自分の強みが明確化できている方は素晴らしいです。列挙して次のステップへ行ってください。
問題は、ここでよく耳にする「私には強みが無いんです」的な発言です。
実は私もそうでした、いくら考えてみてもこれといった強みが見つからないんです。お恥ずかし話ですが、人より劣っていると感じるところは沢山見つかるのです。俺には売りが全くないと思い落ち込んだりもしました。しかし待ってください、
実は強みのない人っていないんです。励ましでも慰めでもなく事実としてです。私も最初そうでしたが「私には強みが無い」と思っている人は多分勘違いしているだけだと思うんです。よく考えてみてください。
問われているのは「自分の」強みです。「人と比べて秀でている事」とは問われてないんですね。
言い換えれば「自分が強みを感じることができるもの」なんです。
例えば、特に輝くような立派な実績が無くても、嫌な上司に我慢してコツコツと業務に取り組み3年たちました。言い換えれば、我慢強く責任感を持って業務を遂行するあなたがここにはいます。これって立派な強みですよね。
こういうふうに言うと、よく「こんなの強みにならないよ」とか「そりゃ物は言いようってやつでしょ」とか「結局ほかの人と比べて優れている人を採用するんだから、人よりある程度優れていないと強みにならない」とか反論されます。確かにそう反論したくなる気持ちはわかります。私もそう思っていましたから。
しかし、これも勘違いです。
それを戦う前から自分で自分を過少評価し負けを認めてしまうのはもったいない、というか負け犬根性というものです。
私も転職を何度か繰り返して、そのあと上司やその時の面接担当者とよく話を聞いてみて分かったのですが、私たちが思っているほど、本当に「人より秀でている強み」のある人ってそんなに多くはないとのことです。時々すごい優秀な人がいるのも事実ですが・・・
ですから自分が感じることのできる強みは強みとして、また強みと感じなくても、自分の過去の勤務から強みになるだろう事象をしっかり列挙してステップ3へ進みましょう。
スポンサーリンク合わせて読みたい効果的な志望動機の作り方。
STEP3.志望企業の求める能力に沿ったエピソードを交えたストーリーを作る
書き出した「募集企業の求める能力」と自分の強みを照らし合わせて一番合致しているものを選びましょう。この強みこそが「志望企業が求める能力」です。嘘や捏造は絶対ダメですが、多少強引でも構いません、出来ることなら2つか3つ頑張って選びましょう。
それにエピソードを交えてストーリーとして伝えるのが最も分かりやすく説得力があるのです。早速作ってみましょう!
その作り方ですが、STAR(スター)という有名なフレームワークがあります。
S=Situation:状況
T=Task:課題
A=Action:行動
R=Result:結果
この4項目の頭文字をとったもので、本来は、企業側が面接の際に、この行動に沿って質問することで応募者の価値観を見極めて入社後にどのようなパフォーマンスを発揮するかについての「予測の精度」を上げるためのものです。少々無理でも、盛ってもいいのでエピソードを当てはめてストーリーを作ってしまいましょう。
例えばあなたの職種が営業だったとします。
強みは「コミュニケーション力」だとします。
・STARにあてはめてストーリーの骨格を作る。
状況:半期の営業部全体で予算未達、チームとしても3か月連続予算未達。
課題:部員それぞれが営業活動を通して蓄積された顧客ニーズや商品の改良点などの課題が共有されていない。
行動:同僚や先輩の他、上司を巻き込みながら商品企画部と横断的にコミュニケーションとり、ザックバランに話し合えるミーティングの定期開催を提案。
結果:顧客ニーズや商品の改良点をまとめ商品企画部にフィードバック、組織として課題点の共有化が図られた。
・これを肉ずけしてストーリーに仕上げます。
現時点では予算達成には至っておりませんが、現場からの生の声で課題が共有できたとして、上司と商品開発部長からもお褒めの言葉をいただき、また部員からも感謝されました。」
このように、やや強引にでもSTARにあてはめストーリーとして伝えることができれば、面接官の心をググっと引き付けること請け合いです。贅沢を言えば、結果のことろで予算達成ができ、数字とともに語れればもう無敵だと思いますが、そんなすぐに都合よく結果が出ることは実際は少ないでしょう。その場合は嘘をつかずにそのまま伝えましょう。
STEP4.自分の強みが志望企業でどう活かせるのか具体策
step1~3で作った「求められる能力」に合致するストーリーを入社したらどう生かして行くのかを具体的に語って結べばそれで最高のOKです!
私の強みは「コミュニケーション力」だと考えます。
「上半期、営業部全体で予算未達、チームとしても3か月連続予算未達という状況がありました。主な原因としては、コロナ渦の影響で顧客の需要が減ったことが明白でしたが、そのほかの原因として以前から部員それぞれが営業活動を通して蓄積した顧客ニーズや商品の改良点などの課題が商品企画部と共有されていない。と感じておりましたので、同僚、先輩の他、上司を巻き込みながら商品企画部とも横断的にコミュニケーションとり、ザックバランに話し合えるミーティングの定期開催を提案しました。
非公式なミーティングなので忌憚のない意見が活発に議論され、営業視点での顧客ニーズや商品の改良点を商品企画部にフィードバックし、課題点を共通認識しながら一緒に課題解決に取り組めるようになりました。
現時点では予算達成には至っておりませんが、現場からの生の声で課題が共有できたとして、上司と商品開発部長からもお褒めの言葉をいただき、また部員からも感謝されました。」
御社に入社してもこの経験を活かし、上司や関係各所、必要であれば部署の壁を越えて横断的にコミュニケーションをとり、課題解決や与えられたミッションの遂行に取り組みます。
こんな感じで最後に志望企業で活躍できることをアピールして結びましょう。
効果的に伝える
最後に伝える順番をおさらいしておきましょう。
①まずは結論すなわち「志望企業の求める能力」を一番先に伝えましょう。
私の強み「コミュニケーション力」です。と
②そしてそれを裏つけるための証明をエピソードを交えてストーリーとして伝えます。
「上半期、営業部全体で予算未達、チームとしても3か月連続予算未達という状況がありました。主な原因としては、コロナ渦の影響で顧客の需要が減ったことが明白でしたが、そのほかの原因として以前から部員それぞれが営業活動を通して蓄積した顧客ニーズや商品の改良点などの課題が商品企画部と共有されていない。と感じておりましたので、同僚、先輩の他、上司を巻き込みながら商品企画部とも横断的にコミュニケーションとり、ザックバランに話し合えるミーティングの定期開催を提案しました。
非公式なミーティングなので忌憚のない意見が活発に議論され、営業視点での顧客ニーズや商品の改良点を商品企画部にフィードバックし、課題点を共通認識しながら一緒に課題解決に取り組めるようになりました。現時点では予算達成には至っておりませんが、現場からの生の声で課題が共有できたとして、上司と商品開発部長からもお褒めの言葉をいただき、また部員からも感謝されました。」
③自分の強みが志望企業でどう活かせるのか具体策でえ締めましょう。
御社に入社してもこの経験を活かし、上司や関係各所、必要であれば部署の壁を越えて横断的にコミュニケーションをとり、課題解決や与えられたミッションの遂行に取り組みます。
これでOKです。
この順番を忘れないでください。いいですかもう1度書きますね。
①結論:「志望企業の求める能力」すなわち自分の強み
②結論の裏付け:エピソードを交えてストーリーとして伝える。
③志望企業でどう活かすかの具体策。
合わせて読みたい面接の流れ。
まとめ
STEP1.「志望企業の求める能力」を特定する。
STEP2.それに沿った形で自分の強みを明確にする。
STEP3.STAR(スター)のフレームワークでストーリー化する。
STEP4.自分の強を志望企業でどう活かせるのか具体策で結ぶ。
以上となります。
これが完成すれば内定はググっと引き寄せられるはずです!
ちょっと大変だけど頑張ってくださいね。
本当に応援しています。